映像翻訳・ローカライズ情報の森

字幕翻訳、ボイスオーバー翻訳、吹き替え翻訳・製作の基本が分かる
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映像翻訳用語集

項目 用語 説明
DVD チャプター切り/
チャプター分け
映像の特定部分を選んで再生することができるようになります。
DVD OP袋 剥離テープ部分を開閉する透明の袋。ケースを保護するために用います。
DVD オフセット印刷 印刷技術の1つ。フルカラー対応で、鮮明な印刷が可能です。大量印刷にも適します。
DVD キャラメル包装 開封用テープが付いた透明の袋。ケースを保護するために用います。
DVD ジュエルケース CDやDVDを収納するプラスチックケース。透明なものが一般的。(W125×D14×H100)
DVD シュリンク包装 熱処理で封をするタイプの透明の袋。CD・DVDケースを保護するために用います。
DVD シルク印刷 紙以外の素材にも幅広く適するのが特長。輪郭がくっきりするため、文字のみの印刷に適します。
DVD トールケース 長方形のプラスチックケース。アマレータイプ(W136xD14xH190)とワーナータイプ(W141xD14xH190)の2種類があります。
DVD リージョンコード 世界各国を6つの地域に分け、DVDビデオに再生地域を登録します。地域制限を設けないこともできます。
DVD DVDオーサリング DVDを再生させるためのプログラミング作業。この時点で、メニューやチャプター、字幕のON/OFF機能などをDVDに組み込みます。
映像編集 ポスプロ ポストプロダクションの略。映像編集や、字幕訳/吹き替え音声の映像入れ込み等の製作を行います。
映像編集 エンコード メディアに合わせてデータを変換すること。エンコードされたデータを元に戻すことをデコードといいます。
映像編集 圧縮コーデック 映像データをCD等のメディアに記録する際の圧縮方式の種類。
映像編集 オフライン編集 素材テープの劣化を防ぐため、素材テープを転写したコピー素材上で行う編集のこと。
編集がすべて完了してから、素材テープ本体でオンライン編集を行います。
映像編集 オンライン編集 素材テープで行う本番編集のこと。ビデオの場合、オフライン編集の結果を正確に適用するためにタイムコードが用いられます。
映像編集 リニア編集 ビデオデッキで複数の映像を同時上映しながら、録画する映像を切り替えて編集する方法。
リアルタイムでの操作となるため、緻密な編集には向きません。
映像編集 ノンリニア編集 映像データをコンピュータ上に取り込み、ハードディスク上で並べ替えて編集する方法。
編集箇所を自由に選択できるため、緻密な作業が可能です。
映像編集 仮MIX 字幕または吹き替え音声を仮で映像にのせたもの。DVDオーサリング前に、仮MIXの状態でお客さまにご確認いただき、修正の必要があれば、この時点で直すことが可能です。
映像編集 完パケ 完成パッケージの略。映像と音声ともに編集が完成したもの。
映像編集 DLT 磁気テープを利用した大容量記憶装置の一種。マスターメディアとしてDVDプレス工場で使用されるため、大量にプレスする場合には、オーサリング後、DLTに出力するのが一般的です。
映像編集 テレシネ フィルム映像を、テレビ映像すなわちビデオ映像に変換すること。
字幕 SST 字幕データ作成ソフト。映像を再生しながら、ハコ書き、スポッティングを行います。
映像に字幕を重ねて再生でき、また製作期間の大幅短縮にも貢献しています。
字幕 可読文字数 表示時間内に読みきれる字幕の文字数。日本語字幕の場合、1秒あたり4文字程度が一般的です。
字幕 字幕/スーパー 映像の音声要素を、文字情報として映像に重ねて表示。
字幕 字幕製作 字幕入り映像を製作します。
字幕 字幕データ 字幕テキスト、字幕表示のタイミング(タイムコード)、エフェクト(斜体、フォント、ルビ等)を書き出したテキストデータ。
字幕 字幕翻訳 そのまま字幕として使えるように、可読文字数などの条件に従って翻訳します。
字幕 ストリーミング 画像の配信サーバから、ファイル受信と同時に再生させる映像配信方法。
字幕 スポッティング 映像上での字幕の始点および終点を決定する作業。字幕を出すタイミング(タイムコード)。
字幕 タイムコード/TCR ビデオ等の同期を取るための時間軸フォーマット。
字幕 テロップ 映像の文字要素を、字幕として映像に重ねて表示。
字幕 同期 データ処理等において、データ間に齟齬が生じないように周波数等を一致させること。
字幕製作においては、タイムコードを基準とすることで、音声と映像にずれが生じるのを防ぎます。
字幕 ハコ書き 原語台詞を字幕に分ける作業。台詞のどこからどこまでを1つの字幕とするかが決まります。
字幕 アウト 字幕を作らない台詞のこと。「Wow」「Oh」などの感嘆詞や、呼びかけ、挨拶、繰り返しなど、字幕に出さなくても意味が分かると思われる台詞は、アウトにします。
字幕 インサート 台詞以外の字幕のこと。地名、時間、人物、肩書きや、映像内で明らかに観客に読ませるために映されている文字情報(看板の文字や本の題名、新聞の見出しなど)を指します。
字幕 オフ ナレーション、ラジオ・テレビ・電話・アナウンス等の声、歌詞などの台詞のこと。
制作会社の表記ルールにもよるが、イタリックで字幕を表示することが多い。
字幕 チドリ 歌詞の字幕を出す際に、行頭を1〜3文字ずらして表示すること。
素材 MPG/MPEG 画像圧縮フォーマット。MPEG-1はビデオCD向け、MPEG-2はDVD向け、MPEG-4はインターネット等のネットワーク向けです。SSTはMPG-1に対応しています。
素材 WMV Windows Media Videoの略。MPEG-4を元に開発された動画形式で、高い圧縮率が特徴です。
素材 タイムコード 素材ビデオの画面上部に「TC: : : :」のように表示される数値。左から時間、分、秒、コマを表します。
キャラとも呼ばれ、通常SSTを使用して字幕を作成する際は、まず素材をデータ変換して「キャラ入りMPEG」データを作成します。
素材 音声トラック/
サウンドトラック
映像データの音声記録部分。
素材 解像度 画像を構成する画素数または画像の最小単位。解像度が上がるほど画質は鮮明ですが、データサイズも大きくなります。
素材 画角/アスペクト比/
画面縦横比率
映画・テレビ等の画面サイズの縦横比率。
ノーマルテレビは4:3、ワイドテレビは16:9。製作する映像の画角は再生機器に合わせます。
素材 コーデック 動画用のデータを圧縮/伸張(解凍)するプログラム。
素材 信号方式 信号方式はNTSC、PAL、SECAMに大別され、国によって採用する信号方式が異なります。
日本やアメリカはNTSC、イギリスはPALです。DVDも製作国によって信号が異なるため、編集に当たってデータ変換が必要となる場合があります。
素材 データ圧縮 データ量を小さくするための技術。
素材 デジタルベータカム/デジベ 映像製作用デジタルVTR規格の1つ。
素材 ビットレート 映像1秒あたりの情報量。bps(Bit Per Second)の単位で表記。ビットレートが高いほど映像の画質は向上します。
素材 ベータカム カセット式VTR。放送用・業務用撮影の現場で一般的に普及しています。
素材 ME素材(MEテープ) ME(=ミュージック&エフェクト)のみが映像にのったデータのこと。
吹き替え版を作る場合は、MEと台詞の音声トラックが別になっている必要があります。MEと台詞の音声が同一トラックの場合は、MEを別途作成する必要があります。
素材 白素材 台詞や効果・音楽などの音声を入れる前の映像のこと。
素材 映像の尺10分=1巻。
素材 フレーム テレビや映画フィルムにおける伝送単位。フィルム映像では、1秒を24枚の画像で構成するため、1フレームは1/24秒。テレビでは、1秒を約30フレームに分けています(NTSCの場合)。タイムコードの最小単位。
吹き替え 吹き替え製作 台詞の音声を別の言語に吹き替えた映像を製作します。
吹き替え ボイスオーバー 原語の台詞音声を小さく残しつつ、上から翻訳した台詞の音声を流すこと。
ニュース番組やドキュメンタリーなどでよく使用され、V.OまたはVOと略されることもあります。
吹き替え アテレコ 声優が、映像に合わせて台本を読み、それを録音すること。
吹き替え 台本 翻訳された言語を、映像に合うように台詞の音と尺合わせをし、ト書き、話者、効果などと一緒に書いたもの。
吹き替え・ボイスオーバー製作にて使用。吹き替えの場合、台本の書式は通常縦書きとなります。
吹き替え ト書き 台本内で、画面のシーンや動きを書いたもの。通常、吹き替え台本の上部に書かれ、声優への注意書き等を書いておくこともあります。
吹き替え M 吹き替え台本中の<M>の記号は、「ここから音楽が入ります」の意味。アテレコや編集時にタイミングの参考にします。
吹き替え SE 吹き替え台本中の<SE>の記号は、「サウンドエフェクト」の意味。<SE エンジン音>などのように使用します。アテレコや編集時にタイミングの参考にします。
吹き替え 映像の長さそのもの。または台詞の長さ。吹き替え・ボイスオーバーの場合は、台詞の尺に合うような翻訳を作成します。これを、「尺あわせ」と言います。
吹き替え リップシンク 吹き替え音声を話者の口の動きに合わせること。翻訳の際に、なるべく原語の口の動きに合うような台詞を作り、収録後、話し出しのタイミングを映像編集で合わせます。
吹き替え ブレス 原音の台詞で、息継ぎをしている箇所のこと。吹き替え台本は、なるべくこのブレスに合わせて句読点が入るように作成しますが、話者が画面に出ていない場合や口元が隠れている場合には、ブレスを無視して台詞を作ることもあります。
吹き替え ON/OFF 台本の台詞ついているON/OFFまたは「 [ 」の記号は、その台詞を話している話者の口元が、映像で見えている状態かどうか表します。
吹き替え /W 台本の台詞についているこの記号は、複数の話者の台詞が重なっていることを意味します。は、重なっている台詞両方をつなぐように使用し、Wは重なっている2つ目以降の台詞の頭につけます。
吹き替え 収録 専用のスタジオで、声優による吹き替えの収録を行います。収録現場では、ミキサー、ディレクターが音声収録の進行管理を行います。
お客さまにはスタジオにご同席いただき、収録内容をご確認いただきます。
映像編集 マスター/マスタ コピーや加工を行う前のオリジナルのこと。
Web配信 オンデマンド配信 ユーザが好きなコンテンツを選べるように、エンコード済みの映像ライブラリをサーバに蓄積しておく配信方式。
翻訳 音声起こし 原語のスクリプトがない場合、その原語のネイティブが音声をテキストに聞き起こします。これを元に、翻訳作業を行います。
ご不明な点などございましたら、以下の連絡先までお気軽にお問い合わせください。
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