製作した日本語版や英語版(外国語版)の映像を、視聴者にみてもらうために最適な機材や場所から検討してみます。
使用場所 | モニタの種類等 | 映像再生機材 | 製作物 |
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セミナー等で多数の視聴者向けに | 大画面スクリーンなど | データディスク、DVDビデオ、VHS等 | |
・DVDプレーヤー、ビデオデッキ | DVDビデオ、VHS等 | ||
中・小会議室で会議や講義で使用 | 大画面スクリーン | ・プロジェクター/パソコン | DVDビデオ、VHS等 |
液晶、ブラウン管 | ・DVDプレーヤー、ビデオデッキ | DVDビデオ、VHS等 | |
パソコンで見る | パソコンのモニタ | ・データディスク(DVD、CD等) ・パソコン |
データディスク、DVDビデオ、VHS等 |
インターネット経由 | 詳細は、「インターネットで動画を配布」を参照してください。 | ||
テレビで見る | テレビ | ・DVDプレーヤー | DVDビデオ |
・ビデオデッキ | VHS | ||
見本市等で展示する モニタ(リピート再生可) |
テレビ | ・DVDプレーヤー | DVDビデオ |
モニタ | ・パソコン | DVDビデオ、データディスク | |
店頭での商品プロモーション(リピート再生可) | テレビ | ・DVDプレーヤー | DVDビデオ |
パソコンモニタ | ・パソコン | DVDビデオ、ディスク | |
放送局 | - | 業務用テープ等 | 業務用テープ等 |
- ※パソコンには、DVDやCDの読み取り可能なスロットが必要です。
- ※パソコンでDVDビデオを再生するには、再生用のソフトウェアの操作が必要です。
- ※パソコン上でDVDやCDに焼いた映像データ(例:MPEG、WMVなど)を再生するには、再生用のソフトウェアが必要です。
備考 | ||
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ビデオテープで 渡す |
VHS、業務用テープ等 | レーベル印刷、ケース、ジャケット等 |
デジタルデータで 渡す |
CDやDVDなどのデータディスクにコピーする | ・視聴者・利用者が再生可能なファイル形式を事前に確認。WMVやMPEG 、FLV、MOVなどのファイルが一般的。 FLV、MOVは、再生プレーヤーが標準インストールされていない場合がある。 |
ファイル転送サービスを使用する | 100〜250MB程度のファイルを転送することが可能。セキュリティの問題は確認 | |
メールに添付して渡す | ・メールに添付して送れるサイズは、送付先のサーバー環境やメールソフトの設定によって異なります。 一般的なファイルサイズは10MB以下程度です。 |
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DVDビデオで渡す | DVDビデオ | 画質、画面縦横比、メニュー、チャプター、収録時間、盤面印刷、ケース、ジャケット、包装等 |
インターネットで 動画を公開する |
ファイル容量、画面サイズ、解像度、ビットレート、フレームレート、オーディオビットレート、ファイルサイズ |
- ■DVD-ビデオとDVDデータの違い
-
DVDには、PCでデータとして取り扱うものと、テレビにつなげている家電DVDプレーヤーで再生できるものがあり、それぞれ規格が異なります。
使用用途により何を製作するかを決定します。DVDで配布を検討する際には、以下をご参考にご覧ください。PC
(DVDプレーヤーのドライブが付いているもの)DVDプレーヤー
(家電)DVDビデオ ○ ○ 視聴者が、パソコン・テレビ共に使用する可能性がある場合。 DVDデータ ○ × CD―Rと同様に、データを焼きこんだものであるため、家電のDVDプレーヤーではそのまま再生できない場合がある。
パソコンを使用する視聴者向け。ファイル形式に注意する必要がある。 - ■DVDビデオ(DVD-Video)
- DVDオーサリングがなされ、基本的に映像をデータ形式で取り出すことのできないDVDの規格です。
- ■DVDビデオを複数製作する
-
DVDビデオを大量に複製を製作するには、DVDプレスとDVDコピーの2つの方法があります。
製作枚数の目安 DVDコピー オーサリング済みのDVDビデオをDVD-Rに焼付ける作業 1〜500枚程度
(500枚を超える場合、プレスのほうが安価な場合があります)・リージョンコード、リピート機能を別途設定することができません。 DVDプレス DVDの原版(スタンパー)を製作し、DVDを射出生計。大量生産向き。 500枚程度〜 ・DVDコピーに比べ、再生機器による互換性の問題や、不良が起こりにくい。 - ■メニュー(メイン・チャプター)
-
- メインメニュー:DVDビデオをプレーヤーにセットして最初に表示される画面。
メニューにより視聴者は、コンテンツや、音声・字幕の切り替えを行うことが可能です。
音声・字幕の切り替えは、プレーヤーや、ソフトウェアによる操作も可能なため、映像が1種類の場合や、オートリピートさせることの多いコンテンツの場合は、メニューを付けない場合があります。 - チャプターメニュー:本の目次のような役割を果たします。
再生時間の長い映像や、複数の映像の場合には、チャプターメニューを入れることで、視聴者が、簡単に興味のある映像を選択して観ることが可能です。チャプターをいくつに分けるか、どこで分けるか(チャプターポイント)によって製作作業時間が異なります。 - その他のメニュー:メニューに解説文を入れることで、コンテンツの解説書のような役割をさせることが可能です。
- メインメニュー:DVDビデオをプレーヤーにセットして最初に表示される画面。
- ■DVDに収録可能な容量・時間
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DVDは、映像の情報量により、収録時間が決まってきます。通常、画質・製作料金・収録時間・利便性といった事柄から片面1層〜2層といった種類を決定します。
DVDの収録可能容量(1枚につき)容量 収録時間(Mpeg2)※1 片面1層 4.7GB 2時間 片面2層 8.5GB 4時間 - ■DVDリピート再生機能
- DVDを一度再生したら、ストップボタンを押すまで繰り返し再生させることの出来る機能です。DVDに設定することが可能です。
- ■音声トラック
- 同一映像に対して、複数の音声トラックを用意することで、複数言語の視聴者をカバーするDVDを製作することが可能です。最大8種類の音声を1枚のDVDに設定することが可能です。
- ■リージョンコード(DVDビデオ)
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使用地域等を限定することができるコード設定を行うことが可能です。
リージョンコード 地域 0(All) すべての地域で使用可能 1 アメリカ合衆国、カナダ、バミューダ諸島 2 日本、西・中央ヨーロッパ、エジプト、フランス保護領、グリーンランド、レソト、南アフリカ、スワジランド 3 東南アジア、香港、マカオ、韓国、台湾 4 中央・南アメリカ、カリブ海諸国、メキシコ、オセアニア 5 アフリカ、ロシア、インド、モンゴル、北朝鮮 6 中国本土 7 予備 8 航空機、旅客船等の国際線 - ■マルチリンガルDVD ― 複数言語で視聴可能なDVDを製作する
-
DVDビデオには、最大8種類の音声と最大32種類の字幕を収録可能です。
1種類のDVDで複数の言語の視聴者向けのDVDが製作できます。- リージョンコードへの対応を検討
- 言語を決める
- メニューを必要に応じた複数言語で表示する
インターネット上で映像を公開するには、大別して2つの方法が考えられます。
利点 | 検討ポイント | |
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ダウンロード配信 | 動画(映像)ファイルをサーバーからダウンロードして再生させる | ・視聴者のパソコンに動画が保存されるため、視聴者が動画を第三者に渡したり、加工したりできる。 ・動画が完全にダウンロードされるまで再生できないので、インターネット環境と動画のファイルサイズによっては待ち時間が長い |
ストリーミング配信 | 動画のダウンロードとほぼ同時に映像を見始めることができる。 | ・有料コンテンツや著作権に関わる映像向け。 ・サーバーの設定など、インターネットやネットワークに関する知識が必要。 ・レンタルサーバーを利用する際には、ファイル容量や課金制度など要検討。 |
- ■ストリーミングで使用されるファイル形式と作成方法
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映像ストリーミング配信する際は、ストリーミングサーバーに合った形式のファイルを作成する必要があります。
動画のファイル形式とストリーミングサーバーソフト現在一般的なストリーミング用の動画フォーマット
(ファイル形式)(拡張子)エンコードするための
ソフトウェアストリーミングサーバーソフト Windows Media Player(.wmv) Windows Media エンコーダ9(無料) Windows Media Server /
Helix Universal ServerFlash Player(.flv) Flash Professional 8
(有料)Flash Media Server 2 QuickTime Player(.mov) QuickTime Pro(有料) Mac OS X Server /
Helix Universal ServerRealOne Player(.rm) RealProducer Basic
(無料)Helix Universal Server - ■視聴者の環境を考慮してストリーミング用ファイルへのエンコード値を決める
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ストリーミング用のファイルを作成(エンコード)する際に、各種の設定値を入力するように求められますが、現在のインターネット環境でストレスなく視聴者が利用できる設定例です。
ただし、動画は、インターネット配信用に圧縮されたり、情報が間引かれたりするため、音声が聞き取れるか、字幕が読めるかなどテストしながらつくりこむ必要があります。接続環境 回線速度 配信ビットレート フレームレート 画面サイズ
(ピクセル)アナログモデム、PHS、ISDN 〜128Kbps 45kbps 5〜8fps 160 x 120 ADSL 1.5Mbps 300 kbps 15fps 320 x 240 CATV 8Mbps 500kbps 15〜20fps 320 x 240 FTTH 100Mbps 1Mbps 20〜30fps 320 x 240
ご不明な点などございましたら、以下の連絡先までお気軽にお問い合わせください。
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